費用が安く、マンツーマン英語レッスンを受けられるフィリピン留学には、デメリットとして語学学校にアジア人が多いなどの知っておきたい情報があります。
フィリピン留学のデメリットを理解していないと、日本語ばかり話してしまう環境や講師に分かったフリをして学習効果を落としてしまうなどの問題が生じます。
また、暑さや生活リズムの変化で体調を崩すパターンや目的が曖昧なまま長期留学を選び失敗する可能性もあります。
あらかじめフィリピン留学のデメリットを事前に理解しておくことで、さまざまなリスクを回避しつつ、学習成果を最大化できます。
このページで、フィリピン留学のデメリットと失敗例を確認しておきましょう。
フィリピン留学を選ぶ前に知っておくべき8つのデメリット
フィリピン留学のデメリットを理解しておけば、渡航後に現地でのギャップを感じたり、後悔したりせずに済みます。
フィリピン留学中の環境面や英語の特徴、生活上の注意点など、事前に知らずに渡航すると理想とのズレが生まれやすくなります。
ここではフィリピン留学前に押さえておきたいデメリットを8つ紹介していきます。
「留学」でイメージとは異なり、語学学校内はアジア人ばかり
フィリピン留学のデメリット、1つ目は語学学校の国籍比率がアジア人中心であることです。
新型コロナ前と比べると日本人や韓国人の比率は低下したものの、依然としてフィリピン留学ではアジア圏からの参加者が大半を占めています。
欧米など多国籍の学生が集まり、国際的なコミュニティで学ぶという一般的な留学のイメージを持っていると、フィリピンではアジア人が多い現実にギャップを感じやすいです。
フィリピン留学は、国際色の豊かさではなく、マンツーマン授業による効率的な学習が強みです。他の英語圏のように、多国籍の環境での刺激や異文化交流を重視する人にとって、フィリピン留学だとイメージが違う、ということが起こりやすいので注意しましょう。
フィリピン人講師の英語レベルにはバラつきがある
2つ目のフィリピン留学のデメリットは、フィリピン人講師の英語レベルに一定のばらつきがあることです。
語学学校は採用時、英語力や指導スキルのチェックが行われるものの、講師全員が同じ発音・表現力・指導経験を持っているわけではありません。
初心者には優しく丁寧に教えてくれるフィリピン人講師が合う一方で、中上級者にとって英語力にばらつきがあると、マンツーマンレッスンで物足りなさを感じてしまうことも。
もし、英語レッスンを受けて違和感があったら、遠慮せず担当を変更してもらうよう依頼しましょう。
優しいフィリピン人講師の英語リズムへの慣れに注意
3つ目のフィリピン留学のデメリットは、フィリピン人講師ごとに英語を話すリズムが異なることです。
フィリピンでは英語が公用語として広く使われていますが、フィリピン人講師の多くがタガログ語やビサヤ語などの母語を持っています。
そのため、英語を話す際のイントネーションやリズムがネイティブ話者とは異なり、講師ごとに特徴があることが珍しくありません。
これが原因で、最初は担当してくれるフィリピン人講師の英語を聞き取りにくいと感じることもあります。
こうした英語リズムの違いは、慣れることで克服でき、学習が進めば理解しやすくなります。
とはいえ、聞き取りに大きなストレスを感じると授業に集中しにくいため、必要であれば担当を変更してもらうよう依頼しましょう。
いわゆるネイティブ英語は身に着けられない
4つ目のデメリットは、フィリピン留学だといわゆるネイティブ英語は身に付けにくいことです。
フィリピン人講師の中にはネイティブレベルの英語を話す優秀な講師もいますが、全員が同じ英語力を持っているわけではなく、発音やイントネーション、語彙の使い方に特徴があります。
そのため、フィリピン留学で学んだ英語をそのまま英語圏の国で使用すると、相手に伝わりにくかったり、ネイティブのスピードや表現についていけなかったりします。
会話スピードや独特の言い回しが多いアメリカや日本人が学校で勉強するアメリカ英語と異なる単語が多いイギリス、発音に特徴のあるオーストラリアなどでは、最初に戸惑う人も少なくありません。
とはいえ、英語の基礎力を効率よく伸ばせる点は大きな魅力であり、ネイティブ環境に挑戦する前の準備として非常に有効です。
またクラークなどの特定地域や学校によってはネイティブによる英語レッスンも導入しています。フィリピン留学後、その他の国への2か国留学を検討されている場合は、こうした地域・学校を選ぶと良いです。
街中に出かける際は治安に注意が必要
フィリピン留学の5つ目のデメリットは、街中に出かける際に治安への注意が必要な点です。
フィリピンの語学学校の多くは敷地内にガードマンを配置し、学生寮もその管理下にあるため、校内の安全性は高く、さらに朝から夜までレッスンが続くため、平日に外へ出る機会は多くありません。
しかし、週末に学校で出来た友達と誘い合ってショッピングモールや観光地へ出かける際は、スリや置き引きといった軽犯罪のリスクがあることを理解する必要があります。
人混みの多いショッピングモール近辺や屋台が立ち並ぶマーケットエリアでは貴重品管理や移動ルートをあらかじめ把握しておきましょう。
また、夜間の単独行動は避け、お酒の飲み過ぎなどにはくれぐれも注意してください。
かなり改善された食事ですが過度な期待はしないこと
6つ目のデメリットは、フィリピン留学中の食事です。
かつてはフィリピン留学の食事は美味しくない、韓国資本の学校が多くキムチ中心で辛い料理ばかりという声が多くありました。しかし近年は大きく改善され、日本人向けの味付けを研究したり、日本人シェフがメニューを監修したりする学校も増えています。
それでも、日本の食事と同じレベルのクオリティやバリエーションを期待するとギャップが生まれ、これがフィリピン留学のデメリットと感じやすい理由になります。
語学学校の中には衛生管理や栄養面を強化しており、以前と比べて満足度は向上しています。
過度の期待はせず、食事面でのストレスを最小限に抑えるように心がけましょう。
WIFIを利用してインターネットは使えるものの通信速度に難あり
7つ目のフィリピン留学のデメリット、それはインターネット環境が日本ほど安定していないことです。
多くの語学学校や学内寮ではWIFIが提供されていますが、常に快適な速度で利用できるわけではありません。利用者が増える就寝前の時間帯や週末は回線が混雑し、動画が途中で止まったり、オンライン通話が途切れたりすることがあります。
仕事をしながらフィリピンに留学する人や、オンライン英会話や自習アプリを多用する人にとっては不便さがより大きく感じられる可能性があります。
対策として、ポータブルWIFIや現地SIMを併用することで、インターネットの不具合による不満を減らせます。
外食する際は衛生面に気をつけて
8つ目のデメリットは、外食時の衛生面に注意が必要なことです。
平日の食事は、学校内での食事であることから、衛生面に不安はありません。しかし、週末に友達と外へ出かける際は、ショッピングモール内のレストランや屋台、ローカル食堂で食事をすることになります。
ショッピングモール内のレストランは、清潔に保たれているため、衛生面に不安はありませんが、屋台やローカル食堂は調理環境や食材管理が日本ほど徹底されていない場合があるため、お腹を壊すリスクがあります。
水や氷の扱いも地域によっては安心できないため、初めての外食では火がしっかり通った料理を選ぶ、水はペットボトルで販売されているものを選ぶ、混雑して回転率の高い店を利用するなどの対策を心がけてください。
ここで紹介したフィリピン留学のデメリットを正しく把握しておくこといで、安全かつ健康的な留学生活を送ることができます。
こんなフィリピン留学はNG!7つの失敗例を紹介します
フィリピン留学では、環境の選び方や行動次第で思わぬ失敗につながることがあります。せっかくの学習効果を下げてしまう行動パターンや、現地でよく起きるトラブルの傾向を知っておくことで、無駄な後悔を防げます。
フィリピン留学で陥りやすい失敗例を7つ紹介します。
日本人が多く英語レッスンの合間にずっと日本語を話してしまった
フィリピン留学は日本人の参加者が多く、学校によっては学生の半数以上が日本人というケースもあります。
そのため自然と日本人同士で過ごす時間が増え、英語レッスン以外の時間を日本語だけで過ごしてしまう状況が生まれがちです。しかし、この状態はマンツーマン英語レッスンによって身につき始めた英語で話す習慣や、英語で思考する感覚を失ってしまい、学習効率が下がります。
「フィリピン留学中は日本語を話したくない」とお考えなら、学校選びの段階で国籍バランスを確認したり、日本語使用を制限するEOP(English only Policy、英語以外厳禁)を採用している学校を選んだりすることで対策できます.
担当フィリピン人講師が何を言っているか分からないのに分かったフリ
丁寧に教えてくれるフィリピン人講師が相手でも、聞き取れない表現や理解できない説明が出てくるのは自然なことであり、そこにこそ学習の伸びしろがあります。
分からないのに曖昧にうなずいてしまうと、フィリピン人講師は理解していると判断して授業を進めてしまいます。
マンツーマン英語レッスンで、自分の理解度に合わせて授業を調整してもらえることがフィリピン留学の大きなメリットの1つですが、これは「学習者が正直に反応を返してこそ」成立します。
分からない点を素直に伝えることで、フィリピン人講師は説明の仕方を変えたり、例文を増やしたり、別の角度からアプローチしたりと、より適切な指導ができるようになります。
分からない、理解できないときは必ず伝える、曖昧に頷いたりしない習慣を身につけましょう。
朝から夜まで毎日の英語漬け留学生活にオーバーヒート
フィリピン留学では、英語漬けの生活ペースを正しく把握し、無理のない学習リズムを作ることが欠かせません。
平日の朝から夜までマンツーマン英語レッスン、小人数制のグループレッスンが続くため、英語に触れる時間が圧倒的に長く、これこそがフィリピン留学の大きなメリットです。
しかし、その一方で集中し続ける負荷が大きく、最初の1〜2週間は充実感があるものの、徐々に疲労が蓄積し、キャパシティを超えると学習効率が落ちてしまいます。
大切なのは、頑張りすぎて英語に苦手意識を持ってしまわないよう、意識的に休息を取り、適度に気分転換することです。
勉強疲れを感じたら自分を責めず、休むことも学習の一部と考え、担当のフィリピン人講師に相談しつつ勉強に取り組み、自分に最適な勉強方法を見つけましょう。
暑さが苦手でエアコンを使いすぎてしまい体調を崩した
フィリピンは年間を通して気温が高く、30度前後の暑さが続くため、語学学校の教室や学生寮ではエアコンを強めに使用して快適な学習環境を整えています。
これは、勉強に集中しやすい環境を保つためなのですが、その反面、冷えた室内と暑い屋外の温度差に身体が対応できず、体調を崩してしまうことも少なくありません。
暑さが苦手な人は、室内ではついエアコンの温度を下げすぎてしまい、外出時に強烈な暑さにさらされて一気に疲労や脱水を感じるケースがあります。
フィリピン留学中は、エアコンの強さを調整する、羽織れる服を用意する、こまめに水分補給をするなど、体調管理を重視することが大切です。
格安留学に惹かれてフィリピンを選んだものの自分には合っていなかった
フィリピン留学のメリットに格安費用で参加できる点が挙げられますが、安さだけに惹かれて留学先を決めると、自分には合わなかったと感じてしまうことがあります。
英語初級者や基礎力を伸ばしたい人にはフィリピン人講師によるマンツーマン英語レッスンが効果的ですが、すでに中級以上の英語力がある場合、ネイティブによるグループ英語レッスンのほうが成長を実感しやすいことがあります。
また、世界中の学生と交流したいと思っていたのに、実際には日本人や韓国人が大半で期待していた雰囲気と違っていた、とショックを請ける方もいらっしゃいます。
海外留学は時間もお金もかかる大きな選択なので、費用の安さだけでなく、自分の目的や英語レベルに合っているかどうかをしっかり確認してから決めることが大切です。
なんとなく英語を話せるようになりたいからと長期留学を選んだ
フィリピン留学のメリットは、マンツーマン英語レッスンに参加でき、平日ほぼ一日中英語に触れられる環境が整っている点です。
しかし、とりあえずフィリピンに長くいれば英語を話せるようになるだろうと考え、長期留学を決めると、英語がある程度話せるようになった段階から伸び悩み、時間を持て余してしまう状況に陥りやすくなります。
長期留学ほど計画性が重要であり、IELTSのスコアアップやビジネス英語の習得など、長期だからこそ取り組める明確な目標を決めておくことが重要です。
気晴らしに週末、出かけたらトラブルに巻き込まれた
平日は朝から夜まで英語漬けで学習に集中できるフィリピン留学。一方で週末は自由行動となり、街へ遊びに出る機会が増えます。
ショッピングやマッサージ、アイランドホッピングなどのアクティビティを楽しめますが、治安が万全とはいえない地域もあり、スリや置き引き、盗難に遭うリスクがあります。
平日の学校内が非常に安全なため、その感覚のまま気を抜いて外出するとトラブルに巻き込まれやすいです。
外出時は、貴重品を最小限にとどめ、人通りの少ない場所を避ける、夜間の外出を控えるなど、基本的な安全対策を徹底しましょう。
フィリピン留学のデメリットと失敗例まとめ
フィリピン留学は、費用の安さやマンツーマン中心の学習環境が魅力ですが、このページで紹介したように、事前に知っておくべきデメリットや実際に起こりやすい失敗例も存在します。
語学学校の国籍比率によるギャップや担当フィリピン人講師との相性、英語リズムの違い、食事やインターネット環境の特徴や週末の治安対策、そして目的設定の不十分さなど、どれも「理解していれば防げること」です。
つまり、フィリピン留学は、このページで紹介したデメリットを理解し、対策をしておくほど、成功率が高まる留学先ともいえます。
フィリピンへ渡航した後に後悔しないためにも、検討中にフィリピン留学に関する情報やメリット・デメリットを整理し、自分に最適な環境かを確認し、目標を明確にすることが大切です。






