将来の選択肢を世界へ広げたいと考える中学生や高校生にとって、授業が英語で行われる海外進学は非常に魅力的です。
日本では、カナダやニュージーランドが主な進学先となっていますが、実はフィリピンにもおすすめの学校があります。
フィリピンの私立校やインターナショナルスクールへ現地進学することで、日常生活から授業まで英語環境に身を置きながら学習でき、欧米留学と比べて費用を抑えつつ質の高い教育を受けられます。
このページでは、海外進学を検討する方に向けて、フィリピンを選ぶ理由や教育制度の特徴などの情報を整理し、おすすめの学校を紹介していきます。
フィリピン高校留学を選ぶ理由
高校留学では、カナダやニュージーランド、オーストラリアなど昔から根強い人気のある国があります。
それでもフィリピン高校留学を選ぶ理由は、費用と教育内容のバランスに優れている点にあります。
フィリピン留学といえば、マンツーマン中心の英語学習ができる語学留学のイメージが強いですが、実は現地の私立校やインターナショナルスクールへ進学する高校留学も可能です。
当然ながら授業は英語で行われ、日常生活の中でも英語を使う環境に身を置くことになるため、自然と実践的な語学力が身につきます。
また、現地の私立校ではアメリカやヨーロッパの大学への進学実績を持つ学校も多く、インターナショナルスクールでは国際バカロレアなど世界共通の教育課程を学べる点も魅力です。
欧米やオセアニアと比べて留学費用が抑えやすく、教育の質と将来の進路を両立しやすいことから、中学生や高校生の長期留学先として注目されています。
他の英語圏への高校留学と費用を比較してみる
フィリピンへの高校留学は、他の英語圏と比べたとき、費用がどのくらい違うのでしょうか。
高校留学で人気の高いカナダ、その中でも西海岸で人気のインターナショナルスクール、Bodwell High Schoolと、フィリピンでも涼しくて過ごしやすいバギオにあるインターナショナルスクール、Brent International Schoolの費用を比較してみます。
| 学校 | Brent International School | Bodwell High School |
|---|---|---|
| 年間費用 | ¥4,314,000 | ¥7,122,000 |
上記費用は、2026年2月時点の海外送金レートで換算し、千の位を四捨五入した金額です。また、カストディアン費用等は含まれておりません。
同じ私立、生徒ひとりひとりへのケアが充実したインターナショナルスクールでもかなりの金額差があります。
このように、フィリピンなら費用を抑えて、私立校への高校進学が可能です。
フィリピンの教育制度について
フィリピン留学を紹介させていただく前に、まずフィリピンの教育制度について解説します。
フィリピンではK-12と呼ばれる教育制度が採用されており、日本の幼稚園から高校までが義務教育となっています。
また、学年についても若干の違いがあるので詳しく紹介していきます。
K-12(幼稚園と小学校、中学校および高校)について
フィリピンのK-12では、幼稚園から高校までを通して合計13年間の義務教育が定められています。
この制度はフィリピン教育省が管轄しており、以前の10年制では学習期間が短いという課題を補うために導入されました。
| レベル | 学年 |
|---|---|
| キンダー(幼稚園) | 5歳から6歳まで |
| エレメンタリー(小学校) | 6歳から12歳まで |
| ジュニアハイスクール(中学校) | 12歳から16歳まで |
| シニアハイスクール(高校) | 16歳から18歳まで |
K-12では基礎学力の定着に時間をかけることができ、小学生、中学生および高校生、それぞれの成長段階に合わせた教育が行われます。
高校では進学や将来を見据えた専門的な学びも始まり、フィリピン留学を通じて海外大学進学を目指す準備にもつながります。
日本の教育制度との違い
日本の義務教育は、小学校の6年間に中学校の3年間を加えた9年間ですが、多くは高校に進学し、合計12年間の教育を受けます。
フィリピンでは、小学校前の幼稚園および高校での学習も義務付けられている点が大きな違いとなっています。
また、シニアハイスクールと呼ばれる高校では、2年間、自分が大学で学びたい分野の科目や就職に向けた専門的な知識を学ぶため、日本のいわゆる普通科で学ぶ全体的な学習よりも、短大や大学のような学びたい分野を選択するという点にも違いがあります。
海外の大学やカレッジの入学要件には、専攻分野に関する知識をあらかじめ、高校で修了していることが条件となっているものが多いため、フィリピンで高校留学を修了したあとに海外大学進学を選ぶ方が多いです。
日本人がフィリピンの学校に通う場合
次に、日本人がフィリピン留学をする際に選べる学校を紹介します。
フィリピンの公立校は、フィリピン人が通う場合、学費が無料です。一方で、留学生は入学出きません。
日本人を含む留学生には、現地の私立校に通う選択と、英語で授業が行われるインターナショナルスクールに通う選択があります。
目的や英語力、将来の進学計画に合わせ、学校タイプを理解した上で選ぶ必要があります。
現地の私立校に通う
フィリピン高校留学で私立校に通う場合、授業内容はフィリピンの教育課程に沿って進められます。
学年は基本的に毎年6月に始まり、7月と8月に長めの夏休みに入った後、3月に年度が修了します(学校により違いがあるのでご注意ください)。
フィリピンの私立校の中には、国内の有名大学だけでなく、アメリカやカナダ、オセアニア地域の大学へ進学する卒業生を多く輩出している学校もあり、教育水準の高さが評価されています。
滞在先については、近隣の語学学校が手配する学生寮を利用するケースが多く、生活面のサポートも受けやすいです。
また、英語力に不安がある場合は、放課後に追加の英語レッスンを受講することもでき、フィリピン高校留学を安心してスタートしやすい点も魅力です。
インターナショナルスクールに通う
インターナショナルスクールを選ぶ場合、授業内容や学校暦はフィリピン教育省の制度とは異なります。
多くの学校では学年開始が8月または9月、年度の修了は6月となっており、日本や現地私立校とはスケジュールが違う点に注意が必要です。
インターナショナルスクールの大きな特徴は、生徒の国籍が多様であることです。フィリピン人の生徒に加え、さまざまな国から集まった留学生と共に学ぶため、日常的に英語を使う国際的な環境が整っています。
また、授業はすべて英語で行われ、異文化理解や発信力を自然に身につけることができます。
さらに、一部の学校では国際バカロレアを採用しており、学習内容のレベルは高いものの、海外大学への進学を目指す生徒におすすめです。
滞在方法は、近隣の語学学校が手配する学生寮のほか、学内寮を利用できる学校もあります。
学内寮では生活面の管理が行き届いており、保護者からの評価も高い点がフィリピン高校留学の安心材料となっています。
フィリピン高校留学後の進路
フィリピン高校留学を経験した後の進学先は、世界へと広がります。
英語で学んだ実績や国際的な学習環境で培った力を生かし、海外大学への出願を目指す道もあれば、日本の大学へ進学することももちろん可能です。
海外大学へ出願
フィリピンでの高校留学後、海外大学へ出願する場合、高校生活の中で自然と身につけた英語力が大きな強みとなります。
授業や課題、日常生活まで英語で行う環境に身を置くことで、海外大学進学に必要とされる英語での読み書き、聞き話す力を総合的に伸ばすことができます。
海外大学への出願では、進学したい大学や学部を決め、入学許可を得るための条件を確認します。多くの場合、高校で成績平均点(Grade Point Average,GPA)が重要な判断材料となっているため、その基準を満たしていることが入学するための条件となります。
高校在学中から進路を意識した学習計画を立て、希望する海外大学への進学を目指しましょう。
日本の大学へ進学
フィリピン高校留学後に日本の大学へ進学することももちろん可能です。
海外の高校を卒業する場合は一般入試ではなく、自己推薦で出願するケースが一般的です。大学ごとに出願時期や必要書類、評価方法が異なるため、早い段階から希望する大学の情報を確認しておくことが大切です。
フィリピン高校留学中は英語で学ぶ時間が多くなる一方、日本語で文章を書く機会が減りやすい点に注意が必要です。自己推薦では小論文の提出を求められることが多いため、対策をせずに帰国すると準備不足になる可能性があります。
日本の大学進学を視野に入れる場合は、オンライン講座などを活用して小論文の書き方を継続的に練習しておくと安心です。
フィリピンで身に着けた語学力を活かし、卒業後は英語を活かした職場への就職を期待できます。
未成年者がフィリピンへ単独渡航する際の注意点
未成年者がフィリピンにある学校へ進学する場合、単独で渡航および滞在をすることになるため、事前にルールを確認しておかなければなりません。
フィリピンの入国制度は年齢による条件が設けられており、大人の渡航とは手続きが異なるため詳細をチェックしておきましょう。
フィリピンの未成年者入国に関するルール
フィリピン現地の学校に未成年者が進学留学を目的として単独渡航する場合、年齢によって入国や手続きのルールが異なります。
- 13〜14歳:親権者同意書を大使館で公証するWEGの取得およびフィリピンのガーディアンサポートが必要
- 15〜17歳:単独入国は可能、ガーディアンサポートが必要
さらに、フィリピン滞在の許可を得るため、観光ビザ9Aの延長やSSP(特別就学許可証)、ACR I-Cardなどが求められます(学校側で手続きしてもらえます)。
これらのルールを理解し、各学校やサポート機関と連携し、フィリピンへの進学留学を進める必要があります。
留学中の滞在方法について
フィリピン高校留学中の滞在方法には、ガーディアンとなる語学学校が手配する学生寮で生活する方法と学内寮を利用する方法があります。
それぞれの特徴をご紹介します。
ガーディアンとなる語学学校が手配する学生寮での滞在
フィリピンで私立の高校に通う場合、近隣の語学学校がガーディアンとなり、学生の生活面をサポートします。
そのため、滞在先は語学学校が管理する学生寮を利用することが一般的です。
学生寮は学校への通学がしやすい立地にあることが多く、困ったことがあればすぐに学校スタッフに相談できます。
英語力に不安がある場合は、放課後に語学学校で英語レッスンを受講することも可能。授業で理解できなかった内容を補ったり、会話力を強化したりすることで、学校生活への適応が早まります。
学校によっては学内寮(ボーディング)利用も可能
インターナショナルスクールでは、学校敷地内に生徒向けの宿舎を用意している学校もあります。
学内寮では、起床や就寝の時間が決められており、食事や学習時間も管理されています。このような環境の中で生活することで、自然と規則正しい生活習慣が身につき、自己管理能力を高めることにつながります。
多国籍の生徒と同じ寮で生活するため、日常会話でも英語を使う機会が増え、学校外でも語学力を伸ばせる点が大きなメリットにもなります。
フィリピン高校留学でおすすめの学校
それでは実際に、フィリピンにある学校の中からおすすめの私立校およびインターナショナルスクールをご紹介します。
治安の良いイロイロにある名門私立Ateneo De Iloilo
治安が良いことで知られるイロイロにある私立校、Ateneo De Iloiloはアテネオ大学の付属中学・高校です。
イエズス会が運営する私立校であり、フィリピン国内をはじめ、海外の大学への進学率も高い学校として知られており、国内の学力試験でもトップクラス。
日本人が出願する場合は英語力チェックがあるので、英検などを受けておくと良いです。
クラーク空港近くのGentry International School
日本から直行便も就航しているクラーク空港のある治安の良い自由港区にあるインターナショナルスクールがGentry International Schoolです。
幼稚園から高校までを対象に、英語での国際カリキュラムを提供しています。
学内寮を完備しているボーディングスクールであり、STEMに注力、さらに英語リテラシ強化としてTED Talkやジャーナルライティングなどを取り入れています。
涼しく過ごしやすいバギオにあるBrent International School
1910年に設立されたバギオの名門校がBrent International Schoolです。
広大な敷地にはバギオ最古の建築物も残っており、学内寮も用意しているボーディングスクールでもあります。
国際バカロレア(IB)課程を提供しているため、卒業後に海外の名門大学を目指す生徒も少なくありません。
フィリピン高校留学に関するまとめ
フィリピン高校留学では、設備の整った私立校またはインターナショナルスクールで学びながら、将来の進学先を日本だけでなく海外にも広げられる選択肢です。
授業や生活を英語環境で送れる一方、欧米と比べて費用を抑えやすく、教育内容とコストのバランスに優れています。
海外進学をご検討されているのであればぜひ一度、フィリピン・セブ島留学研究所へお問合せください。
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